俺にとって愛すべき新宿という場所について

俺にとって気兼ねなくいける場所――新宿。誰かに気を遣ったり、服装にこだわったり、やたらと構えたりせず、ありのままの姿でぶらりと立ち寄ることが出来る新宿が、俺は好きだ。このサイトではそんな俺の好きな新宿と、その歴史や成り立ち、そしてその新宿が舞台になった愛すべき物語や映画などについて語ることにしよう。

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新宿と言えばやっぱり「新宿鮫シリーズ」だ


 大沢在昌の出世作となった『新宿鮫シリーズ』(しんじゅくざめシリーズ)は新宿を舞台としたハードボイルドミステリー作品です。万年初版作家等と揶揄されていた大沢在昌にとっての最大のヒット作となって、シリーズ物の第四巻が直木賞を受賞するという快挙も成し遂げています。そんな新宿鮫シリーズについてここでは詳しく紹介していきたいと思う。

新宿鮫って?

 新宿鮫シリーズとは新宿署の鮫島警部を主人公とした警察小説のシリーズ作品で、現実の警察の捜査はチームで行われるという制約から抜け出すために、キャリア警察官が警察内部の抗争に巻き込まれて、はぐれ状態になっているという設定となっています。基本的にシリーズ作品にはなっていますが、小説世界内での時系列と作品の発表順が異なっていたり、また、一作毎に特殊な試みを一つ混ぜるといったようなことがされている特性があるシリーズです。

新宿の待ち合わせはめぐりあえるのか?!

主人公:鮫島(さめじま)

 国家公務員採用I種試験に合格後、警察庁に入庁したキャリアであった本作の主人公です。出向中のある県警察警備部公安第三課時代に過激派左翼団体のエス(スパイ)を巡る意見の対立が要因となって、出向先のノンキャリ警部補との間で確執が起こった結果、その過激派一味の検挙慰労会の後で互いに瀕死の重傷を負うほどの傷害事件を起こし、加えて警視庁公安部外事二課時代には公安部内の暗闘に関する重大な秘密を、同期入庁の宮本から遺書として託されたことによって、警察機構内で完全に孤立することとなってしまう。結果として、疎まれつつも宮本の遺書の存在の為に上層部も強硬な対応をとることが出来ないまま、新宿警察署防犯課(現在は生活安全課)に転属させられてしまう。

 その後、キャリアとして入庁時の警部のまま階級が据え置かれて現在に至っています。

 基本的に警部であれば、当然所轄暑では課長か課長代理を務めることがほとんどなのですが、鮫島はそうした役職に就くことができず、また係にも属していません。新宿所内で完全に孤立している孤高の存在でありますので、通常は二人一組で行動する刑事の捜査も、ほとんど単独行動を余儀なくされているといったような状況におかれています。しかし、使命感だけは人一倍強く、所内トップの検挙率を上げていたり、ヤクザには容赦がなく、事前の根回し等も全て無視して噛んでしまうことから、ヤクザから「新宿鮫」と恐れられています。しかし、本人はそんな鮫の異名を持つ物の、非常に優男で刑事にすら見えないという性格でした。

 また基本的に下の名前はシリーズを通じて明らかになったことがないが、映画版では便宜上「祟」という名前になっています。

雨の日にありがたかった「サブナード」・・。

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シリーズ作品

長編

新宿鮫 1990年光文社カッパ・ノベルス/1997年光文社文庫 吉川英治文学新人賞、平成3年度日本推理作家協会賞受賞作 真田広之主演で映画化されました。
毒猿新宿鮫II 1991年光文社カッパノベルス/1998年光文社文庫 うちやましゅうぞうにより漫画化、舘ひろし主演でテレビドラマ化(NHK)されました。
屍蘭(しかばねらん)新宿鮫III 1993年光文社カッパノベルス/ 1999年 光文社文庫 舘ひろし主演でテレビドラマ化(NHK)されました。
無間人形(むげんにんぎょう) 新宿鮫IV 1993年 読売新聞社 / 1994年 光文社カッパノベルス / 2000年 光文社文庫 直木賞受賞作 舘ひろし主演でテレビドラマ化(NHK)されました。
炎蛹(ほのおさなぎ) 新宿鮫V 1995年 光文社カッパノベルス 2001年 光文社文庫
氷舞(こおりまい) 新宿鮫VI 1997年 光文社カッパノベルス / 2002年 光文社文庫 阿部寛主演でラジオドラマ化(NHK-FM)、舘ひろし主演でテレビドラマ化(NHK)されました。
風化水脈(ふうかすいみゃく) 新宿鮫VIII 2000年 毎日新聞社 2002年 光文社カッパノベルス / 2006年 光文社文庫
灰夜(はいや) 新宿鮫VII 2001年 光文社カッパノベルス 200420 光文社文庫
狼花(おおかみばな) 新宿鮫IX 「小説宝石」2005年1月号~2006年9月号 2006年 光文社 / 2008年 光文社カッパノベルス / 2010年 光文社文庫
絆回廊(きずなかいろう) 新宿鮫X 「おおかた日刊イトイ新聞」2010年2月19日~2011年4月22日(週刊連載) 2011年 光文社

短編

鮫島の貌 新宿鮫短編集

区立花園公園 『現代小説』2011年12月号掲載
夜風 『本とも』創刊号 徳間書店 2007.07 / 『鏡の顔』、ランダムハウス講談社、2009年
似た者どうし 書き下ろし
亡霊 『オール讀物』2009年8月号掲載
雷鳴 『小説新潮』2005年1月号 / 『警察小説競作 鼓動』、新潮文庫、2006年 / 『名探偵の奇跡』カッパノベルス、2007年
幼な馴染み 『週刊プレイボーイ』2006年42~43号 / 『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』、集英社、2007年
再会 『オール讀物』2006年8月号掲載
水仙 『ジャーロ』41号、2011年春掲載
五十階で待つ 『Anniversary50』カッパノベルス 2009年
霊園の男 書き下ろし

分かれ道